片山昭浩が紹介する、アフリカ編※世界遺産※
メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯
有名なエジプトのピラミッドは、「メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」という名称で世界遺産に登録されています。
この世界遺産の見どころはやはり「ギザの三大ピラミッド」でしょう。ギザの三大ピラミッドとはクフ王のピラミッド・カフラー王のピラミッド・メンカウラー王のピラミッドを指しています。
上記の他にも、ジェゼル王の階段ピラミッド・ペピ1世のピラミッド・メルエンラー1世のピラミッド・スネフェル王の赤いピラミッド・スネフェル王の屈折ピラミッドと、数々のピラミッドがこの世界遺産に含まれています。
アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群
「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」はエジプトにある世界遺産。ヌビアというのはナイルの上流、今のエジプトとスーダンにまたがる地域のことで、「ヌビア」は黄金という意味です。そんなヌビアには古代遺跡群が多数残っていましたが、1960年代、アスワン・ハイ・ダムの建設計画が持ち上がり、このダムが完成すると、ヌビア遺跡が水没する危機が懸念されていました。そこで、ユネスコの救済活動が行われ、アブ・シンベル神殿が64m上の丘に、フィラエ島のイシス神殿は、アギルキア島に移築される運びとなりました。
このようなことがきっかけで、歴史的価値のある遺跡・建築物・自然等を国際的な組織運営で守っていこうという機運が生まれました。
そして1972年11月16日、第17回ユネスコ総会にて、世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)が満場一致で成立しました。
キリマンジャロ国立公園
キリマンジャロ国立公園は、アフリカのタンザニアにある世界遺産で、アフリカ最高峰のキリマンジャロ(標高5895m)の山域に位置する国立公園です。75万年ほど前からの火山活動で作られた美しい山並みと多様な動植物が評価されています。
南アフリカの人類化石遺跡群
南アフリカの人類化石遺跡群は南アフリカにある世界遺産で、人類の進化の歴史を知る手掛かりとなる化石が数多く発見されている場所でもあります。それゆえ、「人類のゆりかご」や「人類の発祥の地」などと呼ばれています。かつては、スタルクフォンテイン、スワルトクランス、クロムドライおよび周辺地域の人類化石遺跡群という名称で登録されていました。